港からUNDCPのあるウィーンヘと旅立った訳です。

３．調査ミッション

同日の夕刻、１５時問にも及ぶフライト後ようやくウィーンに到着、早速、日本政府国連代表部に挨拶に行ったところ、公使及び参事官と夕食を共にするという破格の待遇を受けたことは、外務省のこのミッションに対する意気込みを感じざるを得ませんでした。

翌日、代表部書記官との事前打合せの後、ドナウ川沿いにある国連ビルヘ向かい、UNDCPの事務所で調査団の面々と初対面、自己紹介の後、事前説明会が開始されたのです。因みに、調査ミッションのメンバーの構成、事務分掌及びUNDCPからの私への具体的指示事項は次のとおりでした。

〔調査ミッションの構成及び事務分掌〕

団長 Mr.Jens Hannibai

（総合調整、需要削減等担当）（デンマーク人）

Senior Programme Management Officer, Operational Activities Branch，

European and Middle East Section, UNDCP（精神科医、国連在職期間25年）

団員 Mr.William Scholes

（警察による薬物取締り対策、薬物規制法制担当）（イギリス人）

Security Consultant（元スコットランドヤード警察官）

団員 Mr.Philip Connelly

（税関による薬物取締り対策、薬物規制法制担当）（イギリス人）

Customs Consultant（元英国税関職員）

団員 佐藤雄二

（海上における薬物取締り対策、海事関係法制担当）海上保安庁警備救難部警備第一課専門官

団員 Mrs.Sommail Sackda （薬物鑑定担当）（ラオス人）

Scientific Affairs Officer, Technical Service Branch、

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